おっさんゲーム実況者の苦悩

ゲーム実況は楽しい!でも色々と苦労するのです。

「積みゲー」ではなく「詰みゲー」ロマンシアとは

詰みゲーとは?

積みゲーなら、ゲーマーの方々なら結構されている方が多いと思います。クリアしないまま新しいゲームを購入してしまい、またさらにそのゲームもクリアせず次のゲーム・・・を繰り返し、ゲームを積んでいってしまう。それが積みゲー。これは正直何の問題もありません。

しかし俺が今回言いたいのは読み方が同じでも全く違う意味の「詰みゲー」。これです。

読んで字のごとく。ゲームを進めるにあたって、何をどうやっても進まなくなってしまう…例えば、進行に必要なアイテムがなぜか手に入らなかったり、手に入っても関係ないところで使えてしまい、なくなってしまったり。それが「詰み」という状態なわけで。昔のゲームでは結構あるあるだったりします。「詰みゲー」というのは、そんなトラップがいたるところに仕掛けられているものです。

俺が実況したもので、そういう危険性を帯びていたものが「シャドウゲイト」でした。「びん2」というアイテムを使わなければ渡れない橋があるのですが、このびん2は取れる数が限られています。橋を渡った先でアイテムをとらずに、びん2を使い切ってしまうと詰むと、こういうわけです。が、この程度はまだ可愛らしいものでした…

友人たっての希望で実況

俺には、Twitterで知り合った友人がいます。俺の新鬼ヶ島実況を見て気に入ってくれて、それから絡むようになり、何度か遊んだりもしています。今では彼女のネット放送のお手伝いをしておりますが、そんな彼女が「実況やってほしい!」と言っていたゲーム。それがロマンシアです。彼女以外からも、ロマンシアロマンシア言ってた友人も一人います。まあ元々俺も興味はあったわけですが。

このゲームに関して俺が知っていた知識。イースでお馴染みの日本ファルコムのゲーム、そしてファミコンアクションRPGというだけでした(発売元は東京書籍)。CMで音楽が流れていたので、それも知っています。ゲームタイトルは知っていたのですが、一度もプレイしたことはありません。

まあレトロフリークを持ってるし、行く先々でセーブしながらプレイすれば、サクッとクリア出来るだろう。そうタカをくくっていました。それが全てもの間違いだったのです。

詰みゲーたる所以

ロマンシアは激ムズだ、という知識はなぜか有していたので、だったら逆にノーヒントでクリアしてやろう!最初はそう息巻いていました。思いの外サクサク進んでいたので、これひょっとしていけんじゃね?とか思っていました。そう。最初のうちは。しかしそれは大きな間違いであると気付かされました。

最初に入る街は疫病に悩まされており、それを治すために薬をもらって街の人たちに配っていきます。しかしこの薬は自分にも使えてしまいます。この薬の数には制限があり、間違えて使ってしまうと、それだけ助けられる街の人の数が減ります。そして街の人を助けるごとにもらえるカルマの量が足りなくなり、天上界にいけなくなり、詰みます

カルマが足りて天上界に昇ることが出来ても、精霊を持っていないと天上界から地上に戻れなくなり、詰みます

妖精の国らしきところで手に入る泉の水を、MPがない状態で使ってしまうと壊れてしまい、二度と手に入らず、詰みます

このように、いたるところに詰む要素が散りばめられています。そしてさらに厄介なのが「自分が今現在、詰んでいるかどうか判断出来ない」という事。カルマがないと天上界に行けない、精霊は天上界から戻るために使用する、泉の水はカルマを上げるために必要・・・それらの情報は誰も教えてくれません

また、終盤のダンジョンには、RPGにおいて定番である、迷いの森的な場所があります。上下左右正しい道を全部で十数回選ばなければ先に進めませんが、ヒントはゲーム内に一切ありません。こんなん無理だっつーの。

「クリアまで実況」という苦行

これはロマンシアというゲームのごく一部です。他にもトラップはいたるところに仕掛けられています。基本どのアイテムが何の効果があるのかなどの説明は一切ないので、いつ重要アイテムを使ってしまって詰むかわからないスリルを味わいながら、なんとかクリアまで頑張ってみました。

何度スタートからやりなおしたかわかりません。基本コンティニューはありません(隠しアイテムで5回までは復活出来る)し、詰んでしまったらコンティニューなどあったとしても意味がないのです。 そしてクリアした後、俺はそっとロマンシアのデータを、レトロフリークから消去したのです。

シャドウゲイト

星をみるひと

そんなんぬるいぬるい。このゲームに比べれば…。