底辺ゲーム実況者の苦悩とは
ゲーム実況は正直楽しいです。ただ一人で話しながらゲームするだけで、長年クリアできなかったゲーム(例:ボンバーキング)や、ただプレイするだけでは飽きてクリアまでやらなかったであろうゲームも、何本もクリアしてきました。
ただ、勿論楽しいだけではありません。それなりデメリットや、苦労などもいくつかあります。メリットとデメリットを天秤にかけ、デメリットのほうが比率が高くなっていった人たちは、何人も志半ばでやめていっています。
ブログタイトルの回収のためにも、自分が思いつく、今までの苦悩をあげていきたいと思います。
お金がかかる
プレイするゲームのプラットフォームにもよりますが、俺の場合は家庭用ゲーム機を主に実況しています。つまりゲーム機を録画するための機器が必要となり、よりハイクオリティな動画を撮影するためには、それなりの機器を購入しなければならず、当然それなりのお金がかかるわけです。
更には、よりクリアな声を録音するためにいいマイクが必要となったり、ヘッドセットが必要となったり、実況するゲームが必要になったりするので、出費はちょいちょいかさむのです。
俺の場合、いちいちゲームつなぎ変えるのが面倒で、HDMIセレクターも2つほど購入した為、余計金かかってます。とほほ。
時間・手間がかかる
ただ動画撮るだけなら、ゲームするのとそんなに時間は変わらないんですが、これに更に編集という手間がかかります。正直撮影よりこの編集に時間と手間がかかるわけです。
特に俺の場合は、撮影した動画をムービーメーカーでカット&早送りの編集、AVIUtlでテロップやカットイン、効果音やBGM等を入れたりしてるので二度手間。余計時間がかかり、撮影した動画時間のざっと三倍程度は時間がかかります。
一番時間がかかるのがテロップ編集。そのほとんどが、自分のしゃべってるタイミングで入れないといけないため、微調整に何分もかかったりします。
モチベ維持が大変
実況初めて二年弱ですが、今までの最高再生数が、YouTubeにアップしたゲーム福袋開封動画で、2万オーバー。コメントもまあまあついて、いつもこうであればモチベーションも維持できるんですが、こんなのただの偶然。まぐれです。
普段の動画再生数はニコニコ動画で3桁行けばいいほう、YouTubeだと1桁もザラです。せっかく苦労して動画編集してアップしても、リアクションがないと楽しくないんですね。リアクションゼロが続いてたら、もうやめてるでしょうね。
ただ、たかだか二年弱で結果出すほうが難しいってわかっていますし、ごくわずかですが俺の実況を支持してくれている人もいます。それが俺のモチベーションに繋がっています。それでも心折れそうな時は何度もありましたけど・・・
慣れるまで恥ずかしい
最初の頃は一人で画面に向かってただひたすらしゃべるという行動が恥ずかしくて、どうしてもテンション低め、ボソボソと話すというつまらない実況になってしまっていました。
また、動画を編集してテロップやカットインを入れるにあたり、自分の動画を見直さなければならないわけで。皆さんも経験ありませんか?録音した自分の声を聞いたとき、違和感を覚えたり、なんか恥ずかしかったり。それです。
今はもう慣れましたし、テンションも高めだったり、滑るの覚悟でネタ話したり、叫んだり、歌ったり、わめいたりしてます。人間、開き直ると強いもんです。
撮影に何度か失敗する
実況者は必ず通る道じゃないでしょうか。撮影途中にエラーが出て強制終了して撮影が中断しちゃったり、せっかく撮った動画に原因不明のノイズが入って聞くに堪えなかったり。
撮影した動画が水泡に帰す場合も珍しくありません。頑張ってしゃべって撮った動画をまた取り直すのはなかなかの労力だし、テンションを元に戻すのも大変な作業となります。この実況やめちまおうかな、と思う事もしばしばなのです。
配線がえらいことに
元より整理整頓が苦手なタイプで、しかも面倒くさがり屋なので、ファミコン、ディスク、レトロフリーク、PS3、PS4、WiiなどそのほとんどをHDMIセレクタにつなぎっぱなしにしています。
その結果、テレビ周りの配線がえらいことになっており、ここ二年ほど人を家に呼んでない理由の一つとなっております。こんなん人様に見せたら絶対ドン引きされるだろ、というぐちゃぐちゃ具合。でも実況をするには非常に楽ではあります。
心無いコメに傷つく等
YouTubeではコメ自体つくことが少ないので気になりませんが、ニコニコ動画では大した再生数なくとも、コメはつきます。しかし半分くらいは批判めいたものだったり、指示厨だったりします。
ニコ動はそういうもんだってわかってはいるものの、決していい気はしません。スルーはしているものの、どうしても気にはなってしまいます。全くコメないよりはマシだろうと思うようにはしていますが。
あまり人に言えない
俺ももういい年のおっさんです。周りはほとんど所帯持ち。子供もいます。ゲーム自体やってる人が少ないんですね。それどころか、ゲームやってる俺を「暇人」だの「卒業したら?」だの言ってくる人もいます。
ゲームやってるだけでこれなのに、ゲーム実況なんて、一般の人だったらまず理解できない趣味をしているなんて言いづらいですよ。ただ、別に周りにそんな事いちいち報告する必要はありません。趣味は趣味ですから、自分が楽しければいいのです。
ふと我にかえってしまう
実況を撮り終えた時や、実況中でも、ふと我にかえってしまう時があります。こんな時間に一人でわめきちらして、お隣さんに迷惑だろうか、変な人だと思われてないだろうか、いい年して何はしゃいでるんだろう、などなど、えもいわれぬ虚無感にさいなまれる事うけあいです。
ただ、これも開き直りでなんとかなります。あと動画に人気が出てきたら、この虚無感もきっとなくなるだろうと信じて疑いません。
・・・以上が、今思いつく苦悩というか悩みというかなんというかあーコリャコリャ。でも結局、支持してくれてる友人が「はよ次のアップして!はよ!」とせかしてきたり、友好的なコメント見るだけで楽しくなっちゃうんで、たいした悩みでもないんですけどね。
2017年11月1日・23時40分頃。ちと追記。再生数、コメ、支持してくれる人はもちろんの事「自己満足」がモチベの大部分を占めるのではないか?という事に気づきました。「お、今のうまいこと言えたんじゃないか」とか「この編集悪くないかも」とか、視聴者さんからツッコまれすらしないけど、自分で見返して満足したりしてます。ツッコまれたら尚更嬉しい。
ただ、これすらなかったらたぶんやめてます。ブログにせよ実況にせよ、とどのつまりここですわな。自己満足。いくら人気が出たとしても、全部じゃなくても一部でも、自分が満足できる作品が出来なかったら楽しくないかと。